S&P500が最高値を更新すると新NISA初心者は喜び、熟練者は嫌がる理由

投資

皆さんこんにちは。さんさんです
新NISAが始まって半年が経過しました
最近は値上がりもしていて、初心者の皆さんは投資の素晴らしさを実感してると思います

私もその一人です。私は積立投資枠と成長投資枠までやっているのでとても嬉しい限りです

ここで自己紹介をさせて下さい
私はさんさんと言います。会社を希望退職してそれ以来は就職せず、副業的な事をしながら
賢くのんびり暮らしています
なぜそのような暮らしが出来るのか?
それは金融リテラシーをあげる努力をしたからです
今では、年収が大きく減っても、以前より豊かな暮らしが出来るようになりました


今回は、大人気S&P500が最高値を更新すると初心者は喜び、熟練者は嫌がる理由を解説していきます
この記事を読み終わる事には、暴落や高騰に一喜一憂しない皆さんがいるはずです

安心してくださいね、皆さんの資産が減る話ではございません

2024年1月からのS&P500について

まずはS&P500について確認しておきましょう
新NISAが始まった2024年1月、S&P500は4800ポイントでした(指数なのでポイントでの表記)
半年経った2024年6月末では5500ポイントとなりました
平均して年間7%程度のリターンを期待して購入しているのですから
半年で約15%も上昇はびっくりするほどですね

その上昇の要因は大きく、4つあると言われてます

S&P500の上昇理由
  1. インフレ指標の予想を下回ったこと
  2. 堅調な企業業績
  3. 金融政策の安堵感
  4. 潤沢なキャッシュの存在

・S&P500の企業業績は増益傾向あり、特に2024年1月半ばから3月末にかけて発表された業績は予想を上回り、市場に好影響を与えました。逆にこれからの発表で予想を下回ると下がる事を意味します
・またFRBによる利上げが止まったことが確認された事で、市場は金融政策の引き締めが終わったと受け止めました
・米国でのマネー・マーケット・ファンド(MMF)の残高が高水準にあり、これまで通り一部の資金が株式市場に流れる可能性が示唆せれてます
・2024年5月15日に発表された4月のコアCPIが市場の予想を下回り、FRBが利下げに転じる方向に安堵感が株価上昇の一因となりました。

せっかくNISAを活用して株式投資を始めたのですから、このような情報に興味を持って
金融のリテラシーを上げていきましょう

安い時に買って、高い時に売れ!

長期の積立はドルコスト平均法で積み立てていきます
毎月同じ期日に株価がいくらであろうと一定の金額を積み立てます

初心者は投資した株が上がると喜びますが、熟練者は違います

株価が上がると積立る量が減ってしますと思うのです
例えば毎月1万を積み立てるとします
先月に1株1000円の株を10株で10000円を積み立てました
翌月1株1100円に株価が上がると、資産は1100円×10株=11000円となります
1000円の含み益が出ます

ところが翌月は10000円で積立できる量は、10000円÷1100円=9.1株になってしまいます

長期の積立投資は10年後や20年後を想定しています
出来るだけ株価は上がらず、10年後まで量(株数)を多く持てる方が効率がいいのです
目先の値上がりでなく、目先の株数を増やす事が大事なのです
株は『安い時に買って、高い時に売れ!』と言います

次は3つの株価推移のパターンで説明します
前提は毎月10000円積立投資をするです
パターン1:株価が右肩上がりで推移した場合

1月に1000円だった株価が毎月100円づつ上がった場合は
最終的に株価が2100円になり110%の値上がりです
1年で購入できた株数は81.6株となり投資金額が120000円に対して
1年後の資産は2100円×81.6株で171442円
含み益は51442円となりました

パターン2:1月より株価は下落し、なんとか7月から持ち直し12月で戻ったパターンです

1月に1000円だった株価が6月には500円と50%の値下がり
その後、順調に回復して最終的に株価が1100円と10%の値上がりです
1年で購入できた株数は158.2株となり投資金額120000円に対して
1年後の資産は1100円×158.2株で174040円
含み益は54040円となりました

パターン1とパターン2では
最終的な株価が2100円と1100円で1000円もの差がありますが
含み益ではパターン2の、最終1100円の方が多い結果となりました
現実的には200%を超える上昇は現実的ではありません
対照的に10%の値上がりはとても現実的な水準ですね

パターン3:1月より下落を始めるが5月より回復して最終的にそれなりの値上がりで終わるパターン

1月に1000円だった株価が下落し4月には700円、
そこから順調に回復して最終的に株価は1500円と50%の値上がりです
1年後に購入できた株数は120.4株となり投資金額120000円に対して
1年後の資産は1500円×120.4株で180651円
含み益は80651円となりました

最終的な株価が高くても利益が上がるとは言えないのです

いくらで売るかよりいくらで買うか!

初心者は『いくらで売るか』のみを考えがちです
買って売った時の差が儲けなわけですから、『いくらで買うか』も同じだけ大事なわけです
ずっと値上がりを続ける事は嬉しい事ですが、値上がりとは購入する価格も高くなるわけです

だから初心者は上がった、下がったで一喜一憂して暴落した時は損切りをしてしまうのです
暴落相場は絶好の買い増しチャンスとも言えるわけで熟練者は喜ぶのです

逆に上昇相場では購入株数が減少していますわけですから
売ろうと考えてる時期でない限り嬉しくないのです

まとめ

今、S&P500が最高値を更新すると初心者は喜んで、熟練者は嫌がる理由はご理解いただけたでしょうか?

基本的にNISAは10年以上の積立投資、老後問題などを意識してると思います
どんな価格になろうとも、暴落が来ようとも、売らずに保有してみてください。

きっと皆さんの老後が幸せなものになると思います
くれぐれも投資は自己判断でお願いします

今回はここまでです。ありがとうございました。

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